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大赤斑とは!?木星を灼熱にしている原因を画像と一緒に解説!

大赤斑とは!?木星を灼熱にしている画像が凄い!

木星の大赤斑についてのビッグニュースが伝えられました。

水金地火土天海冥

太陽系の惑星の並びを示したこの表現、
あなたも聞いたことがあるでしょう。
(冥王星は惑星じゃなくなったけど)

今回取り扱いたいのは、

木星

です。

地球→火星→木星

の順で太陽から離れているので、
普通に考えると、木星の温度は、
地球や火星よりも低いはず。

木星は、
下層部上層部に分かれており、
下層部の平均温度は-140度です。

地球の平均温度は14.5度
火星の平均温度は-43度なので、

やはり、
距離が影響しているように思えます。

ところが、
木星上層部の平均温度は500度

上層部がこんなに熱い現象は、

熱圏

と呼ばれ、
40年前には既に観測されていましたが、
その原因は不明でした。

ところが最新の研究により、
熱圏の原因が、大赤斑だと分かり始めたのです。

その研究内容について取り扱います。

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大赤斑とは?

まず始めに、
多くの人が耳慣れない言葉、

大赤斑

について触れます。

大赤斑の発見は古く、
1665年にジョバンニ・カッシーニ
という人物が最初に確認しました。

ガリレオ・ガリレイを天体だと
確認したのが、1609年

天文学というものが出来てから46年で、
人類は既に大赤斑を発見していたのです。

この大赤斑は、
地球2~3個分という巨大な渦であり、

木星上を6日

という周期で周っていて、

大赤斑内のガスは、
時速100kmで渦巻いていることは、

既に分かっていました。

2012年にはアマチュア天文学者が、
大赤斑が1年1,000km程度、
縮小していることを観測しています。

人類にとって300年以上なじみのある
大赤斑ですが、このままのペースで
縮小すると、2027年頃には消滅することになります。

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大赤斑が木星の気温を上昇させていることが分かってきた

それでは本題である、
大赤斑木星の温度に与えている
影響について触れます。

現在、
NASA木星探査プロジェクトとして、
探査機ジュノーが調査を行っています。
(大赤斑の縮小原因も調査中)

このプロジェクトの中で、

ボストン大学の、
ジェームズ・オドノヒューらは、
2016年の7月に、

この大赤斑の上空の温度が、

1300度以上

あることを突き止めました。

導入部分で述べた木星上層部

熱圏

平均温度500度なので、
明らかに異常な数字です。

1300度というと、
地球上で最も熱い溶岩の温度よりも、
高い温度です。

オドノヒューらの研究チームが、
その原因として推測しているのは、

嵐が引き起こす音波が、熱を発生させているのではないか?

というものです。

オドノヒューらの観測は、
赤外線によるもので、
実際の写真はありません。

ただ、ハワイ大学の大学院生、
カレン・キタムラが、
イメージ図を作成しています。

↓がそのイメージ図です。

大赤斑が木星の気温を上昇させていることが分かってきた

引用: http://thewatchers.adorraeli.com/2016/07/28/jupiters-great-red-spot-heats-planets-upper-atmosphere/

このニュースが伝えられたのは、

2016年7月28日

天王星海王星、冥王星でも、
下層部と上層部の温度に
乖離(かいり)があることが確認されており、

そういった現象の
原因を解き明かすのにも、
オドノヒューらの観測結果が影響を与えそうです。

地球上でも
アンデス山脈とその東の一部地域で、
ホットスポットが確認されています。

そのような地球上で観測されている、
未解決の現象の原因に対しても、
示唆を与えてくれる可能性があります。

今後、更なる研究が必要ですが、
天文学の大発見と言えるでしょう。

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