インフルエンザの予防接種で副作用が子供に起きても心配無用なワケ
インフルエンザの予防接種は大切。
分かってはいるけれど、
子供に副作用が起きないか
心配ですよね。
最初に私の考えを言ってしまうと、
『子供だからこそ、
インフルエンザの予防接種は
受けたほうが良い』
です。
確かに、確率は低いながらも、
インフルエンザの予防接種で
副作用が起きることはあります。
お子さんの身体に関わることなので、
そのことについてもきちんと触れます。
ただ、深刻な副作用が
出ることは極めて稀(まれ)なので
予防接種は受けたほうが良いのです。
それに、
副作用の心配はしないほうが良い
ですよ。
インフルエンザの危険性を考えると、
その副作用は軽微なものだと、私は考えています。
子供がインフルエンザの予防接種を受けたほうが良い理由
インフルエンザ予防接種の副作用が起きる確率
軽微なものであれば、
インフルエンザの予防接種が
副作用を引き起こす可能性は、
5~20%
と言われています。
部分的なものとしては、
↓のような症状が、注射した箇所に現れることがあります。
注射した箇所が…
- 腫れる
- 痒くなる
- 熱が出る
- 固くなる
- しびれる
- 痛む
これらの部分的な症状は、
10~20%の可能性で起こると言われています。
また、
注射した箇所以外に現れる症状には、
↓のようなものがあります。
- 発熱
- 頭痛
- 寒気を感じる
- だるさを感じる
- 吐き気を感じる
- 嘔吐
- 下痢
- めまいを感じる
- 間接痛
- 筋肉痛
注射した箇所に現れる症状、
全身に現れる症状共に、
多くの場合2~3日で治るので、
深刻ではありません。
この程度の副作用は、
心配しないほうが良い
のです。
Sponsored Link
インフルエンザの予防接種での重度な副作用は珍しい
インフルエンザの予防接種で、
重度な副作用が現れることもあります。
ただ、この件についても、
心配はしないでください。
アナフィラキシーや、
ギラン・バレー症候群を始めとした、
重度な副作用が現れることはごく稀で、
厚生労働省の発表によると、
0.00001%~0.0005%
です。
参考資料:
平成26年シーズンのインフルエンザワクチン接種後の副反応報告について
※
厚生労働省の資料では、
「副反応」という言葉が使われています。
インフルエンザでの死亡率のほうが重大な副作用の発現率よりも高い
私が、子供にインフルエンザの
予防接種をすすめるのは、
インフルエンザで死亡する確率
のほうが、
重大な副作用の発現率
よりも高いからです。
インフルエンザの予防接種をした場合、
重大な副作用は
0.0005%
で現れますが、
インフルエンザでの死亡率は、
0.05%
と言われています。
予防接種で重大な副作用が起こる確率よりも、
インフルエンザで死んでしまう可能性のほうが高いのです。
予防接種の副作用を心配するより、
インフルエンザの危険性を心配したほうが良いです。
最終的にはかかりつけの
お医者さんとの相談が必要ですが、
副作用を恐れること無く、
インフルエンザの予防接種を、
お子さんに受けさせたほうが良いと思いますよ。